SDGs
カラマツの苗木300本を植樹しました
長野県も6月14日に平年より遅い梅雨入りとなりました。
短時間に局所的な大雨が降ったり、晴れているのに雨がぱらついたりなど、例年と違った様相に戸惑いながらも、雨に負けないさわやかさで業務に励んでおります。
さて、そんな梅雨入り前の6月12日に長野森林組合様のご協力のもと、信濃町にカラマツの苗木300本を植樹して参りました。
印刷には紙があってこその業種であり、その紙は森林資源があってこそのものです。
当社では非木材紙の利用などをはじめ森林資源の保護に取り組んでおりますが、より具体的な対策としてかねてより「森林資源を持続可能な物とするお手伝いがしたい」、「会社内で業務として取り組むだけではなく、直接的に自然と向き合いたい」と考えており、その願いが植樹という形でようやく実を結ぶ事ができました。
植樹当日は朝方のにわか雨が嘘のように晴れ、気温も上がって絶好の植樹日和に。
額に汗がにじむ暑さの中、森林組合様や協力者の方々と共に弊社有志9名がカラマツの苗木300本を1本1本丁寧に植樹いたしました。
環境対応印刷に取り組む当社ですが、普段の「仕事を通して環境を考える」事と「自然と直に向き合って考える」事では感じる事が大きく異なり、改めて大自然の偉大さや、自然環境の大切さをその身を持って感じる事ができました。
カラマツを植樹しただけで終わる事はなく、定期的な下草刈りなどを行い苗木の成長を末永く見守っていければと思います。
今回の植樹には当社有志の子供も参加いたしました。
カラマツの成長は一朝一夕で成るものではなく、非常に長い年月を必要といたします。
この木を植えた子供が大人になり、またその子供たちが大人になる頃にようやく木材として利用できるようになります。
目まぐるしく変わっていく世の中、今回植樹したカラマツが木材として世に出る頃に世界がどう変わっているかなど想像もつきません。
ただ、地球がそこにあり、人間を含めた動物が生きていく環境の持続には植物が絶対的に欠かせません。
SDGsの考え方である「持続可能な社会」、そして近年叫ばれる「脱炭素社会」。
私たちの行った植樹は世界的に見れば「小さな一歩」ですが、社員やその家族たちに意志が繋がれていき、この苗木たちが成長した暁には「偉大な一歩」となっている事を願ってやみません。
今回の植樹は、たくさんの方々のご協力があってはじめて成し得たものです。
植樹に際し多大なるご協力をいただいた長野森林組合の皆様、長野県林務課の皆様、土地の所有者である東方久雄様、苗木の育成をされたやまと種苗の菅沢和博様にこの場をお借りして改めて感謝を申し上げます。
2021.06.22 カテゴリー: SDGs