SDGs
山梨学院中学校の文化祭で竹紙商品を一緒に製作しました
今年も残すところ後1か月となりました。いよいよ長野県内でも初雪を観測し、冬の訪れを感じる季節となってきました。
11月23日は、長野市内で1年に1度の花火大会、えびす講が開催され、天候にも恵まれ、冬の夜にきれいな色彩を見ることができました。今年はディズニー40周年記念とのタイアップもあり、ドローンを使った演出もありました。歴史と現代のコラボレーションを感じることもできる、花火大会だったなと感じました。
さて、1か月遡った話となりますが、10月に山梨県にある山梨学院中学校でオータム祭りというこちらも1年間に1回の大きなイベントが開催されました。このオータム祭りは、学校の文化祭にあたり、1年間の学習の成果を発表したり、文化活動やスポーツ活動に勤しんだりする、1日です。
学校では、当日の開催に合わせて、3週間前からオータム祭に向けた準備期間を設け、当日に備えます。様々なクラブ活動による活動も行われます。
そのオータム祭のクラブ活動の一環で、今年度当社と協同で「竹紙を使った商品作り」を行いました。
初めてのクラブ創設で、メンバーを集うところから大変学校様にはご負担いただきましたが、そのテーマに魅了された生徒の方々が20人ほど集結し、活動をすることができることとなりました。
今までも竹紙を使った商品作りは他の学校様でさせていただきましたが、今回の1番の難題は準備期間の短さでした。10月の上旬に始動し、20日後にはオータム祭が開催され、その日には商品を販売するという目標がありました。1日2~3時間程の活動時間で、実稼働日は10日ほど、私も週に1度顔を出させていただきました。
活動日初日、時間は2時間。当社の紹介から始まり、竹紙の特性、商品開発について、そして一番苦しいスケジュールの話をしました。できるだけ活動時間を長くとれるようにと思い、もしかしたら言葉足らずの説明になっていたかもしれません。しかし、生徒の方々の行動力は目を見張るものがありました。説明を聞くやいなや、グループごとに分かれ、時間を逆算し、役割分担を決め、初日のうちに製作する商品が決まりました。そして1番驚いたのが翌週に伺った時です。予定していたスケジュールよりはるかに作業が進んでおり、販売方法まで話を始めていました。このスピード感そして、商品構想のクォリティーの高さには、とてもびっくりしました。
この活動を選択したこともあり、想像力を持って臨んでいた可能性はありますが、それを形に持っていくこの行動力はとても当社も勇気をもらいました。
現代は、便利な世の中になり、スピード社会に突入したなと感じる昨今でもあります。それは、今まで、大人の努力の結晶で生み出された日本の産業の結果だと思っておりましたが、それは大人だけではなく、学習をしている子供たちも一緒に創っている、むしろそういう人たちから、エネルギーをもらい、社会全体で生み出された文化なのかなと考えるきっかけとなりました。
無事にオータム祭に商品は間に合いました。竹紙メモ帳と竹紙ファイルの2商品を作り、学校側によりますと商品も好評だったとの話です。
自分たちが作ったものを販売できる喜びをも一緒に感じ取っていただけたら、この上なく嬉しいです。
今年度は様々な学校様にお世話になっております。当社のSDGsな取組をより進化すべく、地域を超えてパートナーシップでチャレンジをさせていただいております。
場所が変わると環境も変わり、人も変わると発想力や創造力も変わります。学校という教育現場で、こちら側が学ばせていただくことが多い1年だったなと感じます。
これで学生さんは進学や進級の時期を迎えます。こういった取組がその時の学生生活の思い出の1つになったらいいなと切に願っております。そして、いつか大人になった時に、アルキャストと行った活動が何か役に立てばうれしいです。
この度は、ご協力いただきました、山梨学院中学校の先生方はじめ、関係者の皆様、本当にありがとうございました。当社も、ますますSDGsな活動ができますよう今後も邁進してまいります。
2023.11.26 カテゴリー: SDGs