地域貢献と環境対応 持続可能な印刷の新しいカタチを創造する

持続可能な社会のために
SDGs

春の使者が伝えてくれるもの                   

2月上旬は全国的に大雪に見舞われ、冬景色になったかと思えば、2月中旬からは3月並みの暖かさとなり、春を感じさせる気候が続いております。この時期は、学生さんは受験シーズン真最中。例年よりは暖冬な今年は、受験勉強に集中できる環境かもしれません。いよいよ年度の替わりを迎え、新しい生活がスタートする方もいるでしょう。昔は新卒一斉入社が当たり前の時代でしたが、現代は働き方改革の影響もあり、テレワークでの入社や中途採用入社も多くなってきました。春の迎え方が様変わりしていくのかなと感じる今日この頃です。

AIは人間の脳を超える時が来ると言われております


印刷業界は年度末の時期は繁忙期と言われております。出版物の一部が改訂の時期を迎えたり、翌年度使う新しい書籍の印刷が多かったりすることが要因の1つです。しかし、ここ数年はデジタル化の進出もあり、紙媒体での出版が減少している現状もあります。情報社会はとても進行が早く、欲しい情報をすぐに手に入れやすい環境になりました。
以前であれば、情報誌を漁り入手していた情報が、今やデジタル機器の検索機能ですぐに探すことができます。AIの出現はそれに加えて、独創性をもった生成物の創作も可能にしました。
AIの持つ力はまだまだ可能性を秘めており、この先の進歩はより生活を豊かにしてくれるかもしれません。
その反面、AIに対する危惧・リスクに関する注意喚起も少しずつ広がっております。他人になりすまし偽情報を流すハルシネーション、芸能・芸術活動を脅かす著作権問題等、人間の生活に大きな影響を及ぼす、問題が懸念されています。
ヨーロッパでは世界に先駆けてAI規制法が大筋合意され、施行に向けた準備が始まっております。アメリカは規制に傾きつつ、経済的成長のための利用は進めていく傾向です。日本のAIに関する見方はどうかというと、技術革新を妨げない程度の緩い対策を検討しているのが現状です。先ほど挙げた問題点は把握しつつも、AIの積極利用も視野に入れております。
世界各国がどのような対策を講じるか今後注目されます。
各国様々な対応をする中、私たちは今後AIとどう向き合えばいいのでしょうか?これからの時代、1人1人が真剣に考えていくことが大事になってくるのではないでしょうか? そして、AIと共存すべく、人間社会を見つめ直す機会が訪れ、人と人との信頼関係がより重要になってくることに改めて気付く時が来るのではないかと想起します。

印刷はカタチとして残るものを製造できます


当社は印刷会社として、形に残るものを製造しております。出版物に関しましては、著者の方がいらっしゃることを前提に、著者の方がご納得いただける、また手に取ってくださる方がどんな印象を持つかを考えながら、色味にも気を使い印刷をしております。
デジタル化が進む現代でも、紙を使用した書籍を発行するのは、「カタチとして残る」という特徴が1つの大きな理由かもしれません。記念品は画面上ではなく、カタチとして残したい、そんな方がまだまだ多くいらっしゃるような気もします。また、紙に印字されたものは消すことはできないことから、誤った情報は発信できない、それが印刷の使命感にもつながるのかなと感じます。こんな時代だからこそ、改めて印刷の良さを感じていただけたら嬉しいなと思います。と同時に、当社もそこに責任感を持って、より良いサービスをお届けできますよう努めていく所存です。

そろそろフキノトウが芽吹く時期です

いよいよ、フキノトウが芽吹く時期が近づいてきました。フキノトウには、待望・仲間・真実は1つという花言葉があります。様変わりしてきた春の風景に、今年はどんな花を咲かせるか。春の使者が伝える人間社会を考えながら、この季節を楽しみたいです。

2024.02.20 カテゴリー: SDGs

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