
SDGs
秋から冬へ――変わりゆく季節とともに
9月までの猛暑がようやく落ち着いたと思えば、10月には台風の影響で雨の日が増え、思った以上に肌寒さを感じる日々が続きました。そして11月に入ると、昼夜の温度差が大きくなり、標高の高い山々にはうっすらと雪が積もり始め、紅葉も見事な彩りを見せて、秋の終わりと冬の始まりが一気に近づいてきたのを感じます。

この季節らしい果物もまた、楽しみのひとつです。11月は「りんご」が旬を迎えており、甘みと酸味のバランスがよく、香り高くて食べ応えがあります。また、「柿」もこの時期に出回り、「渋柿」はこれからの時期から皮をむいて干し柿をつくります。さらに「キウイフルーツ」も11月に国産品がピークを迎えます。これらの果物はひと口かじるたびに、秋の深まりが体の中に広がるようです。

そんな中、今年4月にスタートした「竹事業部」も新たな局面を迎えています。今後は、「竹紙商品」や「たけのこ」の更なるアピールに注力し、更に「竹」そのものの利活用を推し進める方法を模索している最中です。
本業の印刷と並行しながら、竹製品の提案にも力を入れています。先日、お取引先の売り場で竹パウダーの補充をしていた際に、お買い物中のお客様から「これはどういうものですか?」と声をかけていただきました。使い方や特長をお伝えしたところ、その場でご購入してくださり、心から嬉しく感じました。
竹は非常に成長が早い植物で、資源としてサステナブルな側面があります。放置竹林を有効に活用しながら、竹製品を活かした環境への負荷を抑える取り組みを通じて、持続可能な視点を大切にした活動を進めていきたいと思っております。

11月の冷たい風が吹く季節ですが、心の中では新しい芽が静かに成長を始めている、そんな気持ちで日々業務に携わってまいります。旬の果物を味わいながら、そして竹という自然の素材を活用しながら、環境保全と地域貢献に繋がるよう努めてまいります。
2025.11.28 カテゴリー: SDGs