
SDGs
継続と変化

「暑さ寒さも彼岸まで」と言われております。
今年の夏は各地で記録的な猛暑となっており、最高気温を更新した地域もありました。
そんな、日々変化する地球の環境問題を再度考えさせるきっかけにもなりました「SDGs」を県で推進する、「長野県SDGs推進企業登録制度」の更新を無事に終えました。
今期は新たに『パートナーシップ構築宣言』が必須事項となります。
パートナーシップ構築宣言とは、“サプライチェーン全体の付加価値向上、大企業と中小企業の共存共栄を目指し、「発注者」側の立場から、「代表権のある者の名前」で宣言するものです。”と説明されております。
その中で当社は、「サプライチェーン全体の付加価値向上」の宣言の一である「グリーン化の取組」において、「環境負荷の低い印刷の実施、環境負荷の低い資材の活用・普及活動、地域資源の活用、地域の団体・学校と連携した里山整備」を宣言しました。
今までも行っておりました、印刷会社だからこそ出来る、環境に配慮した商品の製作と地元の皆様と協力し進める里山整備をこれからも継続してまいりたいと思います。

また例年ですと、お盆の連休がある8月ですが、当社では今期から各自で計画的に休暇を取る方針に変更となりました。
今までとは違う夏となりますが、この方針が社内外において、活気的な取り組みとなれば良いなと思います。

SDGsは2030年までに達成すべき目標であり、その期限はあと5年と迫ってきました。
2025年の達成度ランキングでは日本は前年の18位から19位と1ランク下がってしまっております。達成済みとされた目標は1つしかなく、昨年達成済みとされた目標9は2段階下がってしまいました。
残された期限が迫ってきた中「取り組みをSDGsの観点から考える」だけではなく「取り組めていないSDGsに挑戦する」次の段階に入ったと感じております。

当社は、2018年頃からSDGsに関する活動を始め、これまで培ってきた『環境対応印刷』を推し進める一方で、2021年からは地域の団体と協力し森林保護、里山整備にも取り組んで参りました。
変化が求められる時勢に、これまで継続してきた環境配慮の取り組みだけではなく、社員が働きやすい職場環境、サプライチェーン全体での付加価値向上にも挑戦していきたいと、気持ちを新たにできた登録制度の更新となりました。
最後になりますが、当社が登録している「長野県SDGs推進企業登録制度」は、第1期の80社から第25期には2,500社以上へと広がりを見せており、地域全体で持続可能な社会の実現に向けて歩みを進めております。
こうした取り組みは、ひとえに皆さまのご理解と温かいご支援があってこそ成り立つものでございます。日頃よりご協力いただいている皆さまに、心より感謝申し上げますと共に今後とも変わらぬご厚情を賜りますよう、どうぞよろしくお願いいたします。
2025.08.29 カテゴリー: SDGs