地域貢献と環境対応 持続可能な印刷の新しいカタチを創造する

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「淡竹からのおくりもの」販売始めました

8月に入りいよいよ夏本番の季節がやってきました。8月唯一の祝日、山の日から今年は大型連休のお盆休みを取られる方も多いのではないでしょうか。当社も11日~16日がお盆休みです。勤務をしているみんなが、暑さで疲弊した身体を少しでも休める貴重な時間になれば良いなと願うお盆休みです。

更級農業高校の生徒さん達と行ったイベント販売の様子です

さて、今月のブログでは前回告知させて頂きました通り、当社の新しい取組の発表をします。
7月22日、道の駅信州新町でのイベント販売を皮切りに「淡竹からのおくりもの」の販売をスタートしました。「淡竹からのおくりもの」とは、長野県内の淡竹を使った竹パウダーのことです。
竹パウダーを初めて聞くという方もいらっしゃるかと思いますので、簡単に説明させて頂きます。
竹パウダーは土壌改良補助資材です。竹には元来、乳酸菌が含まれておりますが、筒状の竹を機械に通して粉々に粉砕し、ある一定の環境下で保管すると、さらに乳酸菌が発酵します。その乳酸菌を含む竹パウダーを土壌に混ぜ込むことで、野菜や果樹、花の生育環境に良い影響を及ぼします。(詳細は商品パッケージをご参照ください)

当社は、この竹パウダーの研究を、長野県更級農業高校、七二会里山整備推進協議会と共に約2年間行い、実証実験も踏まえ、ようやく販売することが可能な環境が整いました。

もともと、竹紙を使用する当社として、自分たちの住んでいる土地、長野県内にある放置竹林問題の何か役に立ちたいと思い始めた事業です。現在、竹紙の多くは孟宗竹が多く生えている鹿児島県産の竹を原材料として製紙されております。しかし、長野県内のいたるところにも放置竹林問題は存在し、特に北信地域は淡竹が散見されます。
印刷会社としては新しいチャレンジになりましたが、竹の問題を解決するさらには、物価高が続く世の中で、自分たちの生活の食につながる身近な問題を地域とともに解決するという想いは会社の方針とも合致し、迷いなく挑戦することにしました。

お客様に手に取って頂けたときの生徒さんの笑顔あふれる姿です


7月22日当日は、絶好の天候に恵まれ、更級農業高校の生徒さんたちの協力もあり、販売初日でしたが、大盛況で終わることが出来ました。道の駅には様々な目的で立ち寄られるお客様が多いですが、竹パウダーは何か、イベント販売をしていることに興味を持って、足を運んで下さる方が多数いました。当日は、道の駅信州新町の方々の多大なるご支援のもと、とても充実感に浸ることができる販売時間を過ごすことが出来ました。
携わって頂きましたすべての方々に感謝申し上げます。

道の駅信州新町では引続き、店頭での販売が行われます。
淡竹からのおくりものは1kg当たり500円(税込)で販売しております。表紙のデザインは、更級農業高校の生徒さんがデザインしてくれました。
是非、ご興味ご関心のある方はお立ち寄りください。

今後も夢が詰まった竹事業を通して、1人でも多くの方にわくわく感をお届けできますよう、邁進して参ります。

2023.08.10 カテゴリー: SDGs

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