SDGs
新年あけましておめでとうございます
新年あけましておめでとうございます。本年も宜しくお願い致します。
2024年が幕開けしました。昨年の世界情勢の不安定さを残しながらスタートした2024年ですが、年初めから能登半島での大地震から始まり、飛行機事故も発生する波乱の幕開けとなりました。今年は新型コロナウイルスの5類移行もあり、4年ぶりに制限のない年末年始を迎え、帰省先で久しぶりにゆっくりとした時間を過ごされている方も多い正月の、まさに青天の霹靂の出来事でした。
今なお、被災した地域の方々は大変な生活を送っているかと思います。一刻も早く生活が元通りになることを願っております。また、被災した地域への支援物資を運ぶための飛行機による衝突事故が2次災害となってしまいました。現在、政府で今後の対策を検討中ですが、犠牲になってしまった方へのご冥福をお祈りすると同時に、2度と同じことが繰り返されないルールができるのを期待するばかりです。
さて、2024年先の予定を見てみると、今年は世界的に選挙が多い年です。
1月の台湾総統選から始まり、ロシア、韓国と続き、11月にはアメリカでの4年に1度の大統領選挙が控えております。近年の世界的勢力図を鑑みますと、台頭してきた中国の影響を受ける台湾でのトップが交代する選挙の結果次第では、有事を引き起こすきっかけになるかもしれません。また、現在戦時中のロシアでは大統領の続投が有力視されておりますが、戦果を示すための動きが出てくる選挙戦になることも予想されます。そして、戦後世界のトップとして君臨してきたアメリカでの選挙では、方針が違う民主党と共和党のどちらが選挙戦を制するか、さらには大統領次第で大きな、ゲームチェンジャーになる可能性も秘めてます。
いずれにしても、世界的に影響力が大きい国でのトップを決める戦いを控えている今年は、世界を混乱させる要因を含んでいるのは間違いないでしょう。今後の展開に目が離せません。
当社は1月5日から営業しました。今年は例年になく、雪をあまり見ない中での年明けです。
長野県の冬の名物、スキー場では暖冬に苦しんでいるという話も聞きますが、街中を見渡すと外国人の方が、スキーの道具を持って観光しに来ている姿が散見されます。今年はコロナ明けで経済の本格的な回復も待たれる年でもあります。インバウンド効果に加え、年末の東証株価がバブル以来の高値をつけたこと、今年は辰年で上昇気流に乗る縁起がいい年でもあることから、経済への期待も高まる1年です。2023年にはGDP速報値でドイツに抜かれ世界第4位に転落したというニュースもありました。さらに、グローバルサウスの中心的存在インドの経済成長が、ますます期待され、今後は5位に転落する予想も出てます。他国との競争が全てではないですが、起死回生の経済復活になる2024年になると良いなと願います。
2024年はスポーツ界でも盛り上がりが期待できる1年です。まずは、パリオリンピック・パラリンピックの開催です。4年に1度の祭典がコロナによる前回大会の延期の余波もあり、3年の間隔で今回は開催されます。まだ2021年のメダルラッシュに沸いた東京五輪の記憶が鮮明ですが、またあの時の感動を味わうことができると思うと今から楽しみです。さらに、昨年の顔でもあった大谷翔平が、新天地ドジャースでどんな活躍をするのかも、2024年スポーツ界の大きな話題の1つでもあります。
技術を誇る科学分野でも今年は1つの転換期になる1年かもしれません。現在、月面着陸を目指すSLIMが月に向けて出発をしております。月面着陸に成功すれば、旧ソ連、アメリカ、中国、インドに続く5か国目となります。そして、今回は着陸地点の幅をしっかりと狭い範囲で指定した、世界初の目標到達着陸を目指してます。宇宙への希望は膨らむばかりですが、地球から一番近い衛星の、月に小型探査機が着陸に成功し、今後のアメリカとのアルテミス計画が1歩でも前進し、未来の何かに繋がることはとてもワクワクします。
AIの存在との付き合い方は今年の大きな課題になるでしょう。科学や技術の進歩が、便利な世の中を作り、幾多の自然災害や戦争からの復旧、目に見えない困難を乗り越えるための術となってきました。しかし、人間が持つ本質というものを置き去りに、人間社会は語れません。今年こそ、AIと人間をしっかりと区別し、共存できる社会のルールが作られ、より自由で人間の尊厳をも守られる社会になったらいいなと思います。
そのほかにも、少子高齢社会による社会保障関連費増大問題、少子化問題、2024年働き方改革問題と大きな宿題を背負ったままの日本です。
全てを解決するには時間がかかりますが、1歩ずつでも明るい未来につながる1年になることを年始に期待せざるをえません。
当社も新しい年の船出です。昨年まで培ってきた技術や多くの方とのつながりを大事に、少しでも社会に貢献できる会社を目指して邁進してまいります。
皆様にとっても良い1年になりますように。本年も宜しくお願い致します。
2024.01.06 カテゴリー: SDGs