2022年も残すところあと僅かとなりました。
今年も世界では様々な出来事がありましたが、サッカーW杯カタール大会での日本代表による強豪2カ国撃破という嬉しいニュースもあり、多くの人々に勇気と感動を与えてくれました。
スポーツのようにお互い切磋琢磨し競い、リスペクトし合える世の中になるよう願うばかりです。
さて、アルキャストでは本年もSDGsの取り組みと共に様々な学習やイベント参加の機会を頂きました。

一昨年から継続しております植樹活動ですが、今年も実施いたしました。
暖かくなり始めた4月11日、まだ雪が残る場所もありましたが、雪の解けたところには昨年植えた苗木の姿がありました。今回は追加植樹という事で200本の苗木を植えましたが昨年の経験を活かし植樹作業を手際よく進め、雪に埋もれた苗木も無事助ける事ができました。
また、昨年に引き続き長野森林組合の方にもお手伝い頂きながら、下草払い作業も複数回実施する事ができました。

4月から10月までの約半年間には、信州大学教育学部附属長野中学校の3年生と共に総合学習の授業に参加させて頂き、竹紙を使用した商品製作に挑戦いたしました。当社も初めての試みという事で授業内容や製作工程など課題もありましたが、授業を通して生徒さんの商品製作に対する熱意や想いの強さを感じました。

そして10月には約半年間の準備期間を経て、いよいよ総合学習の集大成となるバザー当日を迎えました。
並べられた商品は生徒さんが発案・デザインし、印刷は当社が行い最終加工は生徒さんによる手作業です。販売ブースや広告も、生徒さんが多くの方に足を運んでもらえるよう色々と工夫されており、当日は大盛況となりました。

この日、全チームが7割以上の販売実績を残す事ができ、中には商品完売のチームもあるなど生徒さんのさん成感を身近で感じられる機会となりました。
4月からの約半年間の総合学習を通して生徒さんからはたくさんの感動とエネルギーを頂きました。

7月には長野市内の中学校の2年生5名が職業体験で来社し、印刷物ができるまでの作業工程の説明・工場見学にはじまり、SDGsを通した製品製作を疑似的に体験していただきました。
社会人とは？の討論会では生徒さんからの大人顔負けの質疑応答に冷や汗をかきつつも楽しく有意義な時間を過ごさせて頂きました。

11月8日は総合的な学習でSDGsについて学ぶ小学生の皆さんを迎え入れ、当社での環境対応印刷の取り組み方と竹紙やそれに使用されている竹・放置竹林のこれからの在り方などの講習をいたしました。
また、同月12日には長野市教育委員会事務局学校教育課が主催する「わくわくリーダーズながの」で活動されている長野市内の小中学生の皆さんを迎え入れ、竹に関する講習や竹紙を使用しての紙袋作成をさせて頂きました。講習に参加された皆さんの真剣に話を聞く姿勢や質疑応答からは、これからの環境型社会に向けた「未来に繋がる小さな一歩」を踏み出してくれるのではないかと強く感じる事ができました。

今年、アルキャストではまた一つの新商品が完成いたしました。SDGs推進企業としての強い思いから国産竹100％を原料とした竹紙製品「SEPARABLE LOOSE LEAF」です。
通常のルーズリーフを更に進化させた今回の製品は、表紙で中身をくるむ事で1冊のノートとして使用する事が出来るだけでなく包装の必要がないエコ仕様となっており、また一枚一枚剝がせるのでルーズリーフの長所である単独での使用も可能となっております。

表紙やルーズリーフの本文はオリジナルデザインを入れる事も可能です。団体様へのご案内を基本としておりますが、ご注文部数はお気軽にご相談ください。
詳しくは株式会社アルキャスト(026-217-5155)までお問い合わせ下さい。

最後になりましたが、今年も一年ありがとうございました。
来年もアルキャストをよろしくお願いいたします。
それでは、良いお年をお迎えください。